2025年3月、新潟市のシンボルであり国の重要文化財でもある萬代橋に、巨大なスプレー落書きが発見されました。
その後、千歳大橋や柳都大橋、新潟市中央区古町のビル、万代シティビルボードプレイスでも同様の落書きが相次ぎ、市民や観光客から驚きと怒りの声が上がりました。
事件は全国ニュースでも大きく報じられ、ついに神奈川県在住の19歳の男2人が逮捕される事態となりました。
今回の記事では、萬代橋の落書き事件の詳細や他の4か所の落書き被害、そして逮捕に至るまでの経緯とSNSなど世間の声を見ていきたいと思います。
【画像】萬代橋の落書き事件とは?国の重要文化財にスプレーで4mも!

萬代橋は新潟市の中心部を流れる信濃川に架かる歴史的な橋で、1929年の完成以来、地域の象徴として親しまれてきました。2004年には国の重要文化財に指定され、その保存・保護は厳格な基準のもとで行われています。
そんな萬代橋に、2025年3月21日、横幅約4メートルにも及ぶ赤いスプレーによる巨大な「25」という数字の落書きが発見されました。
さらに、欄干にも白いペンで描かれた落書きが複数箇所に及んでいました。
この落書きは、ただのイタズラではなく、文化財の価値を損なう重大な犯罪行為です。
修復には専門業者による高度な技術と慎重な作業が必要で、消去費用は2か所で約400万円にも上りました。
この費用は、逮捕された19歳の男2人に全額請求される方針です。
市民からは「新潟のシンボルを汚すなんて許せない」「文化財への冒涜だ」と怒りの声が噴出し、SNSでも大きな波紋を呼びました。
【画像】萬代橋の他にも4か所に落書きが!同一犯の可能性が濃厚?

萬代橋だけでなく、同じ時期に新潟市内の複数の場所で「25」と読める数字の落書きが相次いで発見されました。
警察は手口や時期、場所の近さから同一犯(または同一グループ)による連続犯行とみて捜査を進め、最終的に萬代橋の落書きで逮捕された19歳の男2人が他の4か所にも関与した可能性が高いとみています。
落書きが発見された時系列順にみていきたいと思います。
① 2025年3月21日:萬代橋

- 信濃川に架かる国の重要文化財・萬代橋の橋詰広場の壁面に、横約4メートルの「25」と読める赤いスプレー落書き。
- 欄干にも白いペンで複数の落書きが確認されました。
② 2025年3月21日:千歳大橋

- 同日、萬代橋からほど近い千歳大橋でも「25」と見られる落書きが発見されました。
- 落書きの色や筆致が萬代橋と似ており、同一犯の可能性が高いとされました。
③2025年3月23日:新潟市中央区古町のビル

UXの記者が調べたところ〝25〟と読める落書きが、古町エリアの4カ所で確認できました。
引用元:https://www.uxtv.jp/ux-news/ UX新潟テレビ21より
そして、4月4日。警察は古町地区のビルの窓や外壁に〝25〟などと落書きをした疑いで、神奈川県の19歳の男2人を逮捕しました。捜査関係者によりますと、2人は運転免許を取るための合宿で新潟市に滞在していたということで、警察は萬代橋や他の落書きとの関連を調べています。
このビルのオーナーによると、落書きを消す費用は約17万円かかり、火災保険で賄う予定との事だそうです。
④2025年3月24日:柳都大橋

- 3日後の3月24日、柳都大橋の柱にも黒いスプレーで「25」と書かれた落書きが見つかりました。
- 縦1.5m×横1.6mの大きなもので、被害の拡大が懸念されました。
⑤2025年3月24日:万代シティビルボードプレイス

- 同日、市内の商業施設「万代シティビルボードプレイス」の外壁にも「25」と見られる落書きが発見されました。
- 施設の責任者は「ここまで大きい落書きは初めて。迷惑極まりない」とコメントしています。
これら5か所の落書きは、いずれも「25」という数字、スプレーやペンを使った手口、犯行時期や場所の近さなど多くの共通点があり、警察は同一犯による連続犯行と断定しました。
萬代橋の事件で逮捕された2人について、新潟市中央区古町のビルの犯行を4月4日に認めています。
警察は今後、他の3か所(②千歳大橋・④柳都大橋・⑤万代シティビルボードプレイス)の落書きについても追及を続けていくとの事。

3/21~24の短期間でこんなに多くの落書きを実行していた可能性があるんですね!事実だとしたら、なかなかの迷惑行為ですね!
▼一連の落書き事件の犯罪名や罰金や賠償金の考察記事です!▼


萬代橋の落書きの犯人が逮捕?SNSなど世間の声は?
当然。
— T.M (@TM47383445) May 8, 2025
絶対に全額回収すべき。
そして、刑事罰も問うべき。
絶対に容赦するべきではない。
国の重要文化財「萬代橋」に落書きをした19歳の男2人に除去費用400万円を全額請求へ https://t.co/EE0GQJcFTp
文化財を毀損する行為を抑止することにもなるし、この手のあれこれは全額請求でいいと思います…。 https://t.co/AaSUekXoFt
— ちらいむ (@chilime) May 8, 2025
当然だよね。やったことの代償はきっちり払ってもらわないと。
— 高山瑞穂 (@mizpi) May 8, 2025
にしても犯人を特定できたのは幸運だったね。
『国の重要文化財・萬代橋で発見の落書き 消す作業費は計約400万円 逮捕の男2人に全額請求へ 《新潟》(TeNYテレビ新潟)』#Yahooニュースhttps://t.co/Fx08r7xtSa
ガッチリ費用請求&器物破壊行為で
— 占い職人・緑川連理(=麻布十番の母)+ロノ@自転車・時事ネタ三昧 (@bacboon) May 8, 2025
刑事罰つけて良いと思う。
国の重要文化財・萬代橋で発見の落書き 消す作業費は計約400万円 逮捕の男2人に全額請求へ 《新潟》(TeNYテレビ新潟)#Yahooニュースhttps://t.co/aZHqcoQpp7
本来負うはずのない清掃費を負担させられたので、その分を請求する。真っ当な権利行使だと思います。こういう話になると「じゃあバンクシーはいいのか?」とも言われますが、彼の絵には価値があり、それを保有者が容認することで初めて成立する無罪。認められなければ有罪です。 https://t.co/cU9H91NSDO
— 瀧川 幸也💙✌ (@cascade_) May 9, 2025
神奈川県の19歳の馬鹿どもから取りっぱぐれのないよう全額回収して欲しい
— ダオさん(道優彩)137 (@dao_you_cai) May 9, 2025
それにしてもセンスのない落書きやな🙄https://t.co/kMyeXJV8mJ
- 文化財への落書きは、単なる器物損壊ではなく、文化財保護法違反など重い罪に問われます。
- 消去費用約400万円は2人に全額請求される方針で、若者による軽い気持ちの犯行が大きな社会的責任を問われる結果となりました。


一方で、「なぜ『25』なのか」「観光客の記念落書きか?」といった動機への興味もSNSで話題となりました。
専門家は「25は2025年、つまり“今年来た”という意味合いが強いのでは」と分析しています(東京都市大学:小林茂雄教授のコメント)。



SNSの声では、100%と言っていいほど、この落書きした容疑者へ非難轟々の嵐でした!
まとめ|萬代橋の落書きの犯人が逮捕?19歳の2人が容疑者で他の3か所もやった?
萬代橋をはじめとする新潟市内5か所の連続落書き事件は、神奈川県在住の19歳の男2人の逮捕によって大きな節目を迎えました。
文化財や公共物への落書きは、地域の誇りや歴史を傷つけるだけでなく、修復に多大な費用と労力がかかります。
今回の萬代橋の落書き事件では、約400万円もの修復費用が加害者に請求されることとなり、社会的責任の重さを改めて示す結果となりました。
この2人のうち1人は、萬代橋と新潟市中央区古町のビルの落書き行為について、犯行を認めました。もう一人は否認しているとの事。
新潟市中央区古町のビルへの落書き消去費用は約17万円との事ですが、それ以外は現在のところ不明です。
他の3か所の落書きについても、仮に犯行を認めれば、さらに修復費用等の請求額が膨らんでいくと思われます。
市民やSNSの声からも分かるように、「落書きは犯罪」という認識を広め、再発防止のための啓発や監視体制の強化が今後ますます重要になっていくでしょう。
新潟のシンボル・萬代橋が再び美しい姿を取り戻し、地域の誇りであり続けることを願ってやみません。
それではまたお会いしましょう!
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