やまむらやの全店閉店はなぜ?廃業の理由は肉自販機の経費増大など5選!

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京都府と滋賀県を中心に展開していた人気の精肉店「やまむらや」が、2025年1月31日に突如として全店閉店を発表し、多くの人々に衝撃を与えました。

創業以来47年近くにわたり地域の食卓を支えてきた老舗企業の突然の閉店に、地元の常連客をはじめ、世間からも多くの疑問や困惑した声が上がっています。

そこで今回の記事では、

「やまむらや」の企業概要
「やまむらや」が全店閉店に至った可能性のある5つの理由について
「やまむらや」が全店閉店した際のXなどSNSの世間の声について

の疑問の声について調査してみました!

▼社長の山村宙載氏の「倒産以外」の展開予測記事はコチラ!▼

やまむらやの「肉ガチャ」どこ?など関連記事はコチラ!

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目次

全店閉店を発表の「やまむらや」とは?創業47年目前の老舗企業!

画像引用元:https://tabelog.com/imgview/original?id=r11866145245839 食べログより

以下に「やまむらや」の企業情報をご紹介します!

項目内容
社名株式会社YAMAMURA
本社所在地〒616-8102 京都市右京区太秦森ケ東町30-5
事業内容食肉販売業
代表取締役山村大輝、山村宙載
創業1978年2月9日
従業員数正社員34名、パート・アルバイト204名(2023年7月現在)
特徴的な商品アメリカンビーフ「National Beef」(特約店契約)、やまむら錦ポーク

「やまむらや」の特徴

  • 京都府と滋賀県を中心に6店舗を展開
  • 焼肉・バーベキュー用の肉を手頃な価格で提供
  • 週末は常に行列ができるほどの人気店
  • ふるさと納税の返礼品としても人気
  • 肉の自動販売機を導入するなど、革新的な取り組みも

「やまむらや」は、1978年に創業された京都を中心に展開する精肉店チェーンです。焼肉やバーベキュー用の肉をお手頃価格で提供販売し、週末には多くのお客さんで賑わう人気店でした。

創業以来47年近くにわたり、地域の食文化に貢献してきた老舗企業として知られていました。

2月2日の全店閉店の日が創業日2月9日の1週間前ということもあり、非常に残念ですね!

他にも「お肉の自動販売機」など、ユニークな事業を展開するなど、これからも経営が続くものと期待されていました。

しかし、2025年1月31日、突如として全店舗の閉店が発表されました。この発表は店頭の張り紙によってなされ、公式ウェブサイトやSNSでの事前告知はありませんでした。

それだけに、今回の突然の全店閉店の発表は、なじみのお客さんや世間の人々に大きな驚きと困惑を与えています!

▼在庫が完売のため2月1日で閉店されたとの事!▼

「やまむらや」が全店閉店はなぜ?肉自販機の経費増大など廃業の理由5選!

画像引用元:https://pbs.twimg.com/media/GiqBx8EasAA9-qL?format=jpg&name=small Xより

現時点で「やまむらや」の公式な閉店理由は明らかにされていませんが、以下の5つの理由があると考えられます。

1. 輸入牛肉の価格の高騰

2023年頃から輸入牛肉の価格が高騰しています。

その原因は

・ウクライナ危機をきっかけとする餌代の高騰(牛の餌の穀物類は、ほとんどが輸入だのみ)
また、牛は他の畜産動物(鳥・豚)に比べて出荷までの飼育期間が長い
牛:2年~2年半、豚:6ヵ月、鶏30~40日(若鳥の場合)
円安の影響
・原油価格の高騰による船舶などの燃料コスト増など、輸送費用の増大

等により、輸入牛肉の価格が上昇しています。

また「やまむらや」は国産肉だけでなく輸入牛肉も多く取り扱っていたため、この価格高騰が経営を圧迫した可能性が考えられます。

特に、アメリカンビーフ「National Beef」と特約店契約を結んで取引をしていた事から、この輸入牛肉の価格高騰の影響も大きく受けていたのでは?

アメリカ産牛肉は円安等の影響で価格が上昇しており、2~3割ほど値上がりしています。ちなみに、オーストラリア産牛肉は比較的価格上昇が緩やかなため、その影響もあるかも知れません。

アメリカンビーフ「National Beef」(特約店契約)とは?
アメリカンビーフの中でも特に高品質なブランド。やまむらやはNational Beef特約店として契約していた。

2. 値上げへ転嫁することが困難

長年のデフレ経済と収入状況が厳しい事によって、消費者の間に「安くて高品質が当たり前」という意識が根付いています。

これまで「やまむらや」は本部一括仕入れによって安価な商品の提供を実現してきました。

しかし、先ほどの輸入牛肉の価格高騰を含め、原材料費の上昇を価格に転嫁することが困難となり、利益率が低下した可能性があります。

それによって、経営状況の悪化を招いたのでは?

3. 光熱費などの経営経費の負担増大

「やまむらや」のような精肉店の経営には、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケース、換気設備、加工機器など、多くの電力を消費する設備が必要不可欠です。

近年の水道光熱費の高騰が、「やまむらや」の経営を圧迫した原因の大きな一つとしての可能性が高いと考えられます。

4.近隣の大手スーパーでの購入の影響

近隣の競合店である他のスーパーが、安価な牛肉を提供している場合、購入先の選択肢が増えると予想されます。

当然、やまむらやの売上の減少に影響を与える可能性もあり得ます。

ちなみに、滋賀県のスーパーランキングのうち上位5社は以下の通りです。
(参照:https://www.homemate-research.com/ マーケットぴあ より)

  1. 西友 野洲店
  2. アル・プラザ 彦根店
  3. イオン 近江八幡店
  4. アル・プラザ 草津店
  5. 西友 南草津店

大手チェーンスーパーばかりですね!

5.肉ガチャの経費増大による赤字化?

画像引用元:https://anna-media.jp/wp-content/uploads/2023/01/7-27.jpg annaより

その人気ぶりは凄まじく、わずか1年の間に京都・滋賀・大阪になんと80台!月の売り上げは1,000万円にもなるんだそう。何が当たるか分からない“肉ガチャ自販機”が、ニューウェーブを巻き起こしているんです。 ※2023年1月13日(金)「おおさかほんわかテレビ」放送時点

引用元:https://anna-media.jp/archives/681279

「やまむらや」の肉ガチャ(お肉の冷凍自販機)の薄利(もしくは赤字)構造が、経営を圧迫していた可能性も考えられます。

「肉ガチャ」については「お値段以上の価値を保証」とうたわれています。もちろん利益は計算されての事業展開かと思いますが、当然、原料となる精肉の価格変動に影響されます。

2024年の1年間の日本国内の牛肉全体の価格変動は、年初に比べて約30%上昇しているそうです。

出典元:https://ecodb.net/commodity/beef.html 世界経済のネタ帳より

また、上記の引用のように、2023年には1年間で80か所というハイペースで自販機を設置しています。

という事で、80か所の自販機の利益率にも跳ね返ると考えられます。

やまむらやの「肉ガチャ」どこ?など関連記事はコチラ!

これらの要因が重なり、「やまむらや」は経営の継続が困難になったと推測されます。

しかし、現在まで「やまむらや」の公式発表がないため、正確な閉店理由の詳細は不明です。

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「やまむらや」が全店閉店で廃業の理由はなぜ?XやSNSなど世間の声は?

「やまむらや」の突然の閉店発表に、SNSでは驚きと寂しさを感じる声が多数上がっています!

店員さんも詳細については聞かされていないとの事!

XなどSNSの声では、以下の点が特徴としてあげられます。

  1. 突然の閉店に対する驚き
  2. 従業員への心配
  3. ポイントや返礼品への懸念

多くの人々が、突然の閉店に戸惑いを感じている様子が伺えました。特に、ふるさと納税の返礼品や、肉の自動販売機の今後について心配する声も多く見られました。

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まとめ|やまむらやの全店閉店はなぜ?廃業の理由は肉自販機の経費増大など5選!

「やまむらや」の突然の全店閉店は、近隣の常連客はもちろん、XなどSNSを通じて多くの人々に衝撃を与えました。

47年近い歴史を持つ老舗企業の閉店は、地域経済にも大きな影響を与える可能性があると考えられます。。

今回の記事では、閉店の理由として、

①輸入牛肉の価格の高騰 
②値上げへ転嫁することが困難
③光熱費などの経営経費の負担増大
④近隣の大手スーパーでの購入の影響
⑤肉ガチャの経費増大による赤字化

などを考えてみましたが、正確な理由は公表されていません。

今回の「やまむらや」の突然の閉店事例は、現代の小売業が直面している課題を浮き彫りにしているとも考えられます。

原材料費の上昇、エネルギーコストの増大、消費者の価格納得度の高さなど、多くの要因が企業経営を圧迫してると考えられます。

「やまむらや」の閉店は、地域の人々にとって大きな損失となります。

しかし、同時に、変化する経済環境に適応することの重要性を示す教訓ともなったのではないでしょうか?

それではまたお会いしましょう!

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