2024年8月に惜しまれつつ亡くなった俳優・高橋克明さん。彼は舞台・ドラマ・映画と幅広く活躍し、2022年にはNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演していました。
この記事では、高橋克明さんの俳優としての歩みや「鎌倉殿の13人」での役柄、そしてSNSなど世間の声を見ていきたいと思います!
高橋克明は文学座の俳優!「相棒17」「最後から二番目の恋」など出演!

項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 高橋 克明(たかはし かつあき) |
生年月日 | 1964年12月7日 |
没年月日 | 2024年8月19日(59歳没) |
出身地 | 大阪府 |
身長・体重 | 175cm・65㎏ |
学歴 | 玉川大学文学部 |
所属 | 文学座 |
デビュー | 1988年 文学座附属演劇研究所入所、1993年 文学座座員 |
主な出演作 | 舞台「青ひげと最後の花嫁」「ジャンガリアン」「田園1968」「ひまわり」 ドラマ「鎌倉殿の13人」「相棒17」「愛おしくて」 映画「星めぐりの町」「火垂るの墓」「SENSEKI」など |
特技 | 和太鼓、パントマイム、大阪弁 |
備考 | 2023年11月「ひまわり」が最後の舞台出演、2024年「SENSEKI」が最後の映画出演 |
高橋克明さんは1965年生まれ、東京都出身の俳優です。大学卒業後、文学座附属演劇研究所に入所し、文学座の舞台を中心に長年活躍してきました。
文学座では「十二夜」「ジャンガリアン」「ハムレット」など数多くの舞台に出演。その存在感と確かな演技力で、多くの観客を魅了してきました。
テレビドラマでも幅広く活躍し、「相棒 season17」ではカレー店のオーナー・藤堂勝則役、「最後から二番目の恋」シリーズでは医師の門脇役など、印象的な脇役を演じています。
また、「遺留捜査」「はぐれ刑事」「火垂るの墓」などの刑事ドラマやヒューマンドラマにも多数出演し、リアリティさや温かさを感じさせる演技が高く評価されてきました。
【画像】高橋克明は鎌倉殿の13人で百姓役!46話の写真や台詞やあらすじも!

高橋克明さんがNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演したのは、第46話「将軍になった女」(2022年11月27日放送)です。
高橋克明さんが演じたのは、「施餓鬼(せがき)」の場面に登場する百姓役。このシーンは、北条政子(小池栄子)が民衆の実情を直に理解する為に交流するという、物語終盤の重要な場面。
この場面を経て、北条政子は尼将軍という「鎌倉殿」になる事を決意します。
高橋克明さんの百姓役は、単なるエキストラではなく、セリフが用意された役柄でした。
以下に、第46話「将軍になった女」の、高橋克明さんが登場するまでの、あらすじの一部を引用してご紹介します。
次の鎌倉殿の座を狙っている人物がいた。実衣(宮澤エマ)だ。実衣の息子・時元(森優作)は唯一の源氏の嫡流。鎌倉殿になるには朝廷の宣旨が必要だ。どうすれば、宣旨が手が入るのか、実衣は三浦義村(山本耕史)に相談する。いや、絶対に相談したらダメな相手である。義村はシレッと手配をするよう約束するが、当然、義村は義時と通じている。時元は討たれ、実衣は関与を疑われ、幽閉される。
引用元:https://cinema.ne.jp/article/detail/50607 CINEMA’S✙より
義時は厳罰を辞さない。身内にだけ甘い、と言われるわけにはいかないという意見だ。
しかし、政子(小池栄子)は断固として反対する。誰かが死んでいくところを見たくない。子どもたちが死に、孫が死に、大切な人がどんどんいなくなっていく。実衣を助けたい政子に、賛成するのは泰時(坂口健太郎)だけ。大江広元(栗原英雄)も、穏やかながらも義時に賛成している。
そこで、政子が考えるようになったのは自分が政をしてみること。
広元に相談すると、「施餓鬼」を提案される。
▼左手前の白頭巾が北条政子(小池栄子)で右奥が高橋克明さん演じる百姓▼


22分40秒あたりから約10秒ほどが、高橋克明さんがセリフをいう箇所で、もう10秒ほどは画面に残っていました。

わたしなんか カカアに5回逃げられ 家は7回焼け落ちて 馬に8回蹴られました なんとか生きてますっ!
この言葉で北条政子を励まし、民衆のたくましさ、生きぬいていく力を象徴する役割を果たしました。
高橋克明さんはこの短い登場シーンで、視聴者に強い印象を残し、「あの百姓役の人、演技がうまい!」とSNSでも話題に。
先週の鎌倉殿46回
— きのP (@0501_p) December 10, 2022
秀康⭐初登場に構えていたら
施餓鬼の場面で
「かかぁに5回逃げられ…」
ワタシの耳👂が反応した!
高橋克明さんがお百姓役デシタ
録画でリピートしたら
ちゃーんとクレジットにお名前が#鎌倉殿#藤原秀康#星智也#高橋克明#文学座
なお、「鎌倉殿の13人」での高橋さんの出演はこの施餓鬼のシーンのみとなっています。
高橋克明は文学座のベテラン俳優!SNSなど世間の声は?
高橋克明さんの、長年の舞台・ドラマでの活躍を惜しむ声や「もっとたくさんの作品で見たかった」といった追悼のコメントも多く見られました。
大きな存在、高橋克明氏がおなくなりになったと。
— まつけん@生成AIコンサルタント/WEB編集D・ライティング (@Matsuken165) August 28, 2024
出演作は数多ありますが、相棒season17(2018年)や鎌倉殿の13人(2022年)が印象的。
とにかく59歳というのが若すぎる。
御冥福をお祈りまします。#高橋克明さん
俳優・高橋克明さん、心筋梗塞で死去「鎌倉殿の13人」「相棒」など出演(モデルプレス)
— 【桐ケ谷 やひろ 】声優とホロライブ好き (@mizuki00077) August 29, 2024
まだまだ若い
心筋梗塞は、予兆見えないケースもある病気のようです
鎌倉殿の13人は、人気あったドラマ
本当に残念な想いです
ご家族は無理せず
相手に頼る事が、大切ですよ😭 https://t.co/N1AlDsdDXH
続々最後から二番目の恋。門脇先生の高橋克明さんが昨年亡くなったの、それを踏まえてた。克明さん好きなので涙でした。
— 高橋ルナフ (@lunaf50494508) May 5, 2025
舞台や映画関係者からも、その実力と人柄を惜しむメッセージが相次ぎました。
彼が亡くなった時、
— 奥山美代子 miyoko okuyama (@miyocom34) October 17, 2024
本番の直前だったので何も語れなかったけど、この芝居が高橋克明さんの
最後の舞台になった。
みんなが大好きだった克明さん。
そして克明さんも誰をも分け隔てなく好いてくれていたと思う。
千穐楽の日、ちょっとお説教しちゃって本当にごめんね。
大好きでした。#高橋克明 pic.twitter.com/BtMe5NLxIX
『火の華』に出演されている俳優の高橋克明さんが8月19日に急逝されました。あまりにも突然の訃報に接し、悲しみにたえません。
— 映画『火の華』公式 (@hinohana_movie) August 29, 2024
映画では主人公を見守る花火職人の大野役で、花火師の世界を体現してくださいました。
関係者一同、心よりお悔やみ申し上げます。 pic.twitter.com/PMi7BsDS0w
お元気なお姿が印象的でしたので
— 西尾まう (@mau_nishio) August 28, 2024
とても信じられません。
高橋克明さんとは、来春公開予定の
映画「SENSEKI」でご一緒させていただきました。
お仕事をご一緒にできた事
心から感謝しております。 pic.twitter.com/oRLQvlbCNP
まとめ|高橋克明は鎌倉殿の13人で何役?46話の百姓役の写真や台詞も!
高橋克明さんは、文学座のベテラン俳優として舞台・ドラマで長く活躍し、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では第46話の施餓鬼の場面で百姓役としてセリフ付きで出演しました。
ごく短い登場シーンでしたが、民衆のたくましさや情け深さを象徴するセリフで、視聴者に時代背景へのリアリティを感じさせてくれた事が分かりました。
多岐にわたる役柄を自然体で演じ、コツコツと実績を積み上げてこられた高橋克明さん。
たくさんの人に好かれていたお人柄が、作品にも投影されているのでしょうね。
今後も数多の作品を通して、たくさんの人の記憶に残り続けていくのだなぁ、と思いました。
それではまたお会いしましょう!
コメント