昭和の時代劇黄金期を代表する大スター、大川橋蔵(2代目)は、「銭形平次」や「若様侍捕物帳」などで数々の伝説を打ち立てたイケメン俳優です。
その端正な顔立ちと気品ある立ち振る舞い、そして人情味溢れる演技力は世代を超えて愛されてきました。
若い頃から映画・テレビの両分野で活躍し、国民的ヒーローとして親しまれた“時代劇の顔”ともいえる存在です。
今回の記事では、その人物像と名作の魅力を振り返ります。
【徹子の部屋】大川橋蔵(2代目)は歌舞伎の女形出身の俳優!時代劇映画やTVの大スター!
▼ぶりっ子?(笑)してる貴重なブロマイド写真です!▼


- 本名:丹羽 富成(にわ とみなり)【旧姓:小野】
- 生年月日:1929年4月9日
- 没年月日:1984年12月7日(満55歳没)
- 出生地:東京府東京市柳橋(現・東京都台東区)
- 国籍:日本
- 職業:歌舞伎役者、俳優
- 活動期間:1935年(昭和10年)~1984年(昭和59年)
- 配偶者:丹羽(旧姓:沢村)真理子
- 子供:息子2人
- 著名な家族:養父は六代目尾上菊五郎
- 初舞台:1935年、市川男女丸を名乗り初舞台
- 1944年に六代目尾上菊五郎の妻・寺島千代の養子となり「丹羽」姓を継ぐと同時に二代目大川橋蔵を襲名
- テレビドラマ『銭形平次』主演(1966年~1984年)、全888話で18年間主役をつとめる
- 主な出演作:『銭形平次』『若様侍捕物帳シリーズ』『新吾十番勝負シリーズ』『草間の半次郎シリーズ』『雪之丞変化』『若君千両笠』『恋や恋なすな恋』
- 時代劇映画・TVドラマの名優として日本映画黄金時代を代表する存在
▼歌舞伎の娘役を演じている大川橋蔵さんです!▼

大川橋蔵(2代目)は1929年4月9日生まれ、東京都出身の歌舞伎役者(女形)にして映画・テレビ俳優です。
本名は丹羽富成(にわ とみなり)で、六代目尾上菊五郎の薫陶を受けて芸能界入り。
若女形として活躍した後、東映へスカウトされ「新吾十番勝負」など多くの時代劇映画に主演してきました。
昭和30年代、東映時代劇の黄金期の看板俳優として爆発的な人気を誇り、甘いマスクと品格ある若侍ぶりに多くのファンレターが殺到。

昭和40年代以降はTVドラマ「銭形平次」の主演を務め、全888話という世界最長のギネス記録と絶大な視聴率を誇り、“平次親分”は国民的キャラクターに成長しました。
晩年は歌舞伎座で定期公演や舞踊劇にも力を注ぎ、舞台・映像の両面で日本芸能史に名を残す存在となりました。
1984年12月7日、55歳という惜しまれる早世でしたが、その作風・存在感は今も語り継がれています。
お団子TANGO!筆者も幼少期におじいちゃんの家のテレビで「銭形平次」を見ていました!今あらためて思い返すと、確かに美しいお顔と所作でしたね!
【画像】大川橋蔵は若い頃もイケメン!銭形平次や若様侍捕物帳でファンレターも多数!
銭形平次(ぜにがたへいじ:【TV】:国民的時代劇で主題歌も大ヒット)


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大川橋蔵さんは若い頃から彫刻のような容姿と気品が際立ち、女性ファンはもちろん、老若男女に支持されていました。
映画で演じた若侍役や、TV時代劇で見せる凛とした所作の美しさは当時の“イケメン俳優”の代表例です。
1966年~1984年までフジテレビ系列で放送された「銭形平次」は、橋蔵さんのライフワークであり、全888話連続主演というギネス記録を樹立。


悪を憎む正義感に加え、弱者に寄り添う優しさと哀愁が支持され、日本中で“平次親分”が愛されました。
主題歌も大ヒット。放送開始から10年以上も途切れることなく全国の家庭に親しまれ続けた時代劇です。
▼「銭形平次」主題歌の動画です!▼
若様侍捕物帳(わかさまさむらい とりものてちょう:【映画】:優雅な若殿姿で人気)


映画「若様侍捕物帳」シリーズでは、品位ある若殿姿・華麗な殺陣・優雅な立ち振る舞いで“時代劇イケメン”のイメージを決定づけました。
「新吾十番勝負」でも青春時代劇の名作となり、甘く切ない表情は映画史に刻まれています。
大川橋蔵の美しさと人間的な優しさは、顔立ちだけでなく、作品ごとの役作りや立ち居振る舞いにも滲み出ていました。
また、七代目尾上菊五郎の長男であり、大川橋蔵の甥孫にあたる五代目尾上菊之助さんは、2021年から2022年放送のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で、昭和の時代劇スター・桃山剣之介と桃山団五郎の二役を演じました。
その際、幼少期に家へ訪れていた橋蔵さんの印象を役作りの参考にしたと語っています。そして、役が完成した後には橋蔵さんの墓前で報告を行ったことも、インタビューで明していました。
【画像】大川橋蔵は若い頃からかっこいい!新吾十番勝負や富士に立つ若武者の写真も!
新吾十番勝負(しんごじゅうばんしょうぶ【映画】:青春時代劇の名作)


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若い時代は映画界からも絶賛され、「新吾十番勝負」、『富士に立つ若武者』などで品格ある主役を多数演じています。
1959年公開「新吾十番勝負」シリーズは、徳川吉宗の隠し子という出生の秘密を持つ葵新吾役で、青春の葛藤と恋、剣の世界に生きる若侍の苦悩と成長を瑞々しく演じきった名作。
純粋で繊細な主人公の存在感が、橋蔵さんのイメージ人気をさらに高めました。
富士に立つ若武者(ふじにたつ わかむしゃ【映画】:平氏打倒を目指す源頼朝役)


平治の乱で敗れ伊豆に流された源頼朝が、打倒平家の兵をあげるまでを描いた歴史大作『富士に立つ若武者』。
この作品では源頼朝を演じ、堂々たる武士姿としなやかな美男ぶりが観客を魅了。
時代劇ファンだけでなく歴史劇好きにも一目置かれるイケメン俳優として、昭和映画の代表格になりました。
名作群とその美しさは、今の映像・舞台作品でもその「若さ・品格」がお手本とされています。
まとめ|大川橋蔵は若い頃もイケメン!銭形平次や若様侍捕物帳など映画やTVで大活躍!
大川橋蔵(2代目)は、“昭和のイケメン時代劇俳優”の象徴です。
若い頃から歌舞伎・映画・テレビで美剣士・侍・親分を演じ、「銭形平次」の888話主演や「新吾十番勝負」「若様侍捕物帳」などで絶大な人気を誇りました。
その気品や優しさ、甘い容姿は今も語り草で、晩年までファンレターが途切れず、日本の映像文化を支えた国民的スターといえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまたお会いしましょう!










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