日本映画史に偉大な功績を残した俳優・仲代達矢さん。その弟・仲代圭吾さんも舞台芸術の世界で長く活躍したシャンソン歌手として知られます。
「百万本のバラ」や「ラ・マンマ」など、妻の行代美都さんとのコンビでも知られ、抜群の歌唱力と情感で多くのファンを魅了しました。
今回の記事では、仲代達矢さんをはじめ家族の絆と弟の仲代圭吾さん、そして名曲の動画やエピソードまで、たっぷりとご紹介します。
仲代達矢の家族構成!妻は宮崎恭子で娘は仲代奈緒で弟はシャンソン歌手の仲代圭吾!
▼2011年1月『徹子の部屋』で仲代達矢さん78歳・圭吾さん75歳の初共演!▼

【仲代達矢ファミリーまとめ】
- 仲代達矢:1932年12月13日生まれ、2025年11月8日没(享年92)。日本映画界・舞台界の至宝。無名塾主宰。
- 仲代達矢が8歳の頃に父親が急逝。
- 妻・宮崎恭子:女優・脚本家。1975年に無名塾創立後、経営・演出面で支えた。1996年に没。
- 養女・仲代奈緒:宮崎恭子の妹・宮崎総子の娘で歌手・女優。仲代夫妻に育てられた。
▼2013年9月の「第5回能登演劇堂ロングラン公演記念」にて▼

第5回能登演劇堂ロングラン公演記念として開催された仲代圭吾・行代美都シャンソンコンサート。
引用元:https://www.facebook.com/nanaocity/ 七尾市役所Facebookページ 2013年9月26日投稿より
仲代圭吾さんは、無名塾主宰仲代達矢さんの弟で、シャンソン歌手として活躍中。
9月28日(土)から行われる能登演劇堂ロングラン公演無名塾「ロミオとジュリエット」のオープニングイベントとして、花を添えた。
コンサートでは歌はもちろんのこと、語りでもユーモアたっぷりに観客を楽しませた。
特別ゲストとして、兄である仲代達矢さんも登場。
兄弟で歌い、兄弟で語る、兄弟愛がにじみ出た場面があり、観客の拍手は鳴りやまなかった。
【画像】仲代達矢の弟は仲代圭吾!シャンソン歌手で「百万本のバラ」など歌上手い!
▼1982年発売の『道化師の素顔』46歳頃です!▼

仲代圭吾さんはとくに「百万本のバラ」の日本語カバーで一般にも広く知られています。
原曲の感情豊かなメロディーを、日本語の繊細な表現で見事に歌い上げ、その映像は今も多くの人の記憶に残っています。
没後もそのパフォーマンス映像はファンの間で再評価されており、「歌唱が絵画のごとく情景を映す」と絶賛されました!
また、以下に仲代圭吾さんの妻の「行代美都(ゆきしろ みと)」さんについて、ご紹介いたします。

【動画】仲代達矢の語りと仲代圭吾が日本語で歌う「ミスター・ボー・ジャングル」
▼仲代達矢さんの語りが若干長いです(笑)が兄弟での共演です(静止画で音声のみ)▼
「ミスター・ボー・ジャングル」の曲のあらまし
語り手(=歌の主人公)は、ある夜、刑務所で出会った老人の放浪芸人のことを思い出して語ります。
- その老人は自らを「Mr. Bojangles」と名乗り、ちょっとした厄介ごとで警察に捕まっていた。
- 彼は「昔は舞台で踊っていた」と語り、酔いがまわると、「今でも踊れる」と言って踊り出す。
- だが、次第に彼は語り出す。旅の途中で飼っていた犬が逝去。それが彼にとって唯一の友だった。
- 犬を失って以来、彼は街から街へ、踊りを見せながら放浪を続けている――。
歌詞自体(原曲 Jerry Jeff Walker 作)には、苦難・旅・芸人としての人生という背景があるため、「演じる・語る」歌唱スタイルがこのタイプの曲に向いています。
仲代圭吾さんの歌声・ステージ表現が、その世界観に合致しているという声もあり、好評を博しました。
聴き終わると、決して暗い印象ではなく、むしろ、「生きることの切なさを受け入れた静かな光」が残ります。
仲代圭吾さんの歌は
- 感情を爆発させず、
- 苦しみや孤独を抱えたまま、
- 最後に“芸”として昇華する。
それはまさに、Mr. Bojanglesという老人の「踊る」姿そのものを表現しています。
また、以下に2011年に仲代さん兄弟が出演した「徹子の部屋」の感想をご紹介します。
仲代達矢のセリフと振りで、シャンソン歌手の仲代圭吾が「ミスター・ボージャングル」を日本語で歌った。その内容は、当時(87歳だったか?)の仲代達矢そのものを歌っているかのようだった。
引用元:https://ameblo.jp/comeand/entry-12945073318.html ブログ「まりぃひろこの黄昏はビギニング」より
正確には、「飲み代のために、一曲歌わせてくれ」「自分の名前も酔っ払って忘れた」という酔いどれスターとは、似ても似つかぬ真面目な役者の仲代達矢だから全然違うかもしれない。
しかし芝居のうまさから、手振りだけでも、目付きだけでも、表情だけでも、完全に「ミスター・ボージャングル」になりきっていた。
弟の仲代圭吾のシャンソンは初めて聴いたが、とても艶のある良い声で、横でお兄さんの朗読と手振りが(感情たっぷりで)演じられるため、過剰に歌い上げず、かと言って冷たい感じはまったくなく、真面目に、、まるで、お兄さんの「劇」のナレーションの様に感じる歌い方で、私は、今まで(生きてきて)聴いた、どの男性シャンソン歌手より好ましく感じた。
【動画】「百万本のバラ」を妻の行代美都のピアノとコーラスのデュエットで!
- 最も有名な代表曲。
- ソビエトの名曲「Миллион алых роз(百万本のバラ)」の日本語カバー。
- 美しいメロディとロマンチックな歌詞が人気で、彼の名を広めた作品。
- 多くのカバー歌手(加藤登紀子など)にも歌われているが、仲代圭吾版はシャンソン調の名唱として知られる。
YouTube・SNSなどで公開されている「百万本のバラ」動画では、行代美都さんのピアノとコーラスに支えられて圭吾さんが歌いあげるデュエット形式。
夫婦ならではの息の合ったステージは、音楽ファンから高く評価されています。
▼2013年9月の「第5回能登演劇堂ロングラン公演記念」にて▼

【動画】「ラ・マンマ」はシャルル・アズナヴールの代表曲!日本語でカバー!

▼「YouTubeで見る」クリックで視聴サイトに遷移します▼
「ラ・マンマ」はシャンソン界のレジェンド、シャルル・アズナヴールの世界的ヒット。仲代圭吾さんはその楽曲を情感豊かに日本語カバー。
「母への思い」を歌う切なくも力強い一曲は、年齢を問わず多くの観客の心を揺さぶっています。
- フランスの巨匠シャルル・アズナヴールの代表曲を日本語でカバー。
- 仲代圭吾版は情感豊かで、日本のシャンソンファンの間でも特に人気。
- ライブ・テレビ出演でも頻繁に歌われたレパートリー。
【動画】仲代圭吾はシャンソン歌手!「アンジェラ」「俺はコメディアン」など歌上手い!
▼2013年9月の「第5回能登演劇堂ロングラン公演記念」にて▼

仲代圭吾さんは「アンジェラ」「俺はコメディアン」などの楽曲でも、独自の世界観を表現し続けました。
哀愁、優しさ、そして時にはユーモアまで巧みに織り交ぜる歌唱は唯一無二です。
【動画】「アンジェラ」はロマンチックで哀愁を帯びたラブソング!

▼「YouTubeで見る」クリックで視聴サイトに遷移します▼
- ロマンチックで少し哀愁を帯びたラブソング。
- 「ラ・マンマ」に次いで人気があり、特に女性ファンから支持が高い。
- 一部のカラオケ機種にも登録されており、仲代圭吾の柔らかな声質が活きる曲。
「アンジェラ」は恋心や想いの揺れをロマンチックに歌い上げる1曲。
圭吾さんの温もりあるボーカルと、湿度を帯びた日本語詞が大人のリスナーを魅了します。
【動画】「俺はコメディアン」はコメディアン生き様を描いたユーモラスなナンバー!

▼「YouTubeで見る」クリックで視聴サイトに遷移します▼
「俺はコメディアン」は人生を笑いで包み込むユニークな楽曲。
圭吾さんの明るく朗らかなパフォーマンス、観衆とのコミュニケーション力が伝わるステージ映像は、シャンソンの枠を超え広い世代に親しまれています。
- コメディアンとしての生き様や皮肉を描いたユーモラスなナンバー。
- 他の2曲に比べるとややマニアックな位置づけだが、ライブでは人気の“通好み曲”。
- シャンソン的な語り口が特徴的。
▼仲代達矢の嫁の妹は宮崎総子!元フジテレビのアナウンサーで若い頃もかわいい!▼

▼仲代達矢に再婚相手(妻嫁)がいた?岩下志麻や養女Yとの噂の真相は?▼

まとめ|仲代達矢の弟は仲代圭吾!年齢は3歳下で仕事はシャンソン歌手だった!
名優・仲代達矢さんの弟、仲代圭吾さんは日本のシャンソン界に大きな足跡を残した存在です。
「百万本のバラ」「アンジェラ」「俺はコメディアン」など、哀愁とユーモア、心に響く名曲と歌声は今も音楽ファンに愛され続けています。
夫婦デュエットで聴かせるステージも、音楽と家族の温もりそのものでした。
多彩な人生と舞台で魅了した兄弟に改めて敬意を表します。
最後までご拝読いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまたお会いしましょう!


コメント